GEMStartup TOKYO運営事務局より、全2回にわたり本プロジェクトの取組を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。(PDF版はこちら)
■第1回コラムの内容
・GEMStartup TOKYOとは?
・プログラムの概要
・新事業エントリープログラムについて
・交流会について
新しい事業アイデアを持っているのに、自社のコア事業との関係や、内部決裁の壁などがあり、
なかなか事業化に結び付かない。といったことはないでしょうか。
私たちは、そうした優れたアイデアを有する人材は、企業の中に数多くいるものの、上記のような理由やスケールの問題など、複数の要因から事業化できずにいるケースが少なくないと考えています。
そこで私たちは、優れたアイデアを活かすことのできる機会や場を作り、支援を行うことで事業化につなげていき、革新的なアイデアからイノベーションを巻き起こすスタートアップを創出していくことを目指しています。
本プロジェクトは、3つのプログラムで構成されています。
① 新事業エントリープログラム(次項目で紹介)
アイデアの事業化を目指す社員向けの入門プログラム
② 事業化プログラム(第2回のコラムで紹介)
事業計画の策定などアイデアの具現化を目指す社員に向けたプログラム
③ 新事業創出に向けた企業支援プログラム(第2回のコラムで紹介)
新事業創出に意欲的な社員に対する理解はあるものの、
企業内の制度設計等の関係で新事業の創出が出来ないといった課題を持つ企業に向けた支援プログラム
今回は3つのプログラムのうち、①新事業エントリープログラムについてご紹介します。
本プログラムでは、企業に属する社員等を対象に、新事業創出に必要な知識の習得、機運の醸成を目的としたコンテンツを実施しました。
各コンテンツの概要や、登壇いただいた講師の皆様についてはこちらをご覧ください。
〇 講義の内容について
新事業創出に必要なポイントや難所をインプットする場として、計5回講義を実施しました。最初の2回は、起業にあたり苦労したことや、その乗り越え方など、講師の実体験を基にお話しいただきました。
後半3回は、
・企業内でスタートアップを創出する人材としての在り方を整理した「イントレプレナー概論」
・事業創出までに必要なプロセスと、難所・対応策を整理した「事業立ち上げプロセス概論」
・スタートアップ創出の具現化、および成功確度を高めるために必要となる「事業計画の策定方法」
について講義を行いました。
〇 ワークショップの内容について
講義で得た知識を実践によりアウトプットする場として、
・「課題抽出・アイデア創発」
・「プロトタイプによるアイデア検証」
・「アイデア実現に向けたビジネスモデル・事業計画策定」
・「プレゼンテーション・フィードバック」
の計4回ワークショップを実施しました。
また、今回のワークショップの中で「30-40代の、忙しいサラリーマンの健康の悩みを解決するための事業/サービス」をお題として設定した上で、プログラム参加者同士でグループを組み、第4回「プレゼンテーション・フィードバック」に向けてグループワークに取り組みました。
〇 メンタリング・模擬ピッチの内容について
ワークショップではお題をもとに事業アイデアを検討してきましたが、実際の事業創出には個人のアイデアが重要になるため、参加者自身の持つ事業アイデアのブラッシュアップをメンタリングとして実施しました。最後には、起業家等の講師をお迎えし、事業アイデアをピッチする場を設け、事業化するためのアドバイスをしていただきました。
今回、新事業エントリープログラムに参加いただいた方より、プログラムを通じて様々な経験を頂けた旨の感想をいただきましたので、その一部をご紹介します。
〇 普段の仕事をしている限りでは絶対に経験できない貴重な体験をさせて頂きました。また、様々な業界の方々との交流により視野が広がりました。
〇 様々なご経験を踏まえた講座がうかがえたことは非常に参考になりました。また、ワークショップで実体験できたことも貴重な体験でした。
〇 異業種の方と困っている事を共有でき、いろいろ参考になることがありました。
本プログラムで参加者の多くから頂いていた「他社とのつながりを作りたい」とのご要望をもとに、参加者同士のネットワーク構築として交流会を開催しました。
交流会の前半パートはご参加者様同士でプログラムに参加された理由をグループディスカッションいただき、後半パートはフリートークでの交流を実施いたしました。
■最後に
次回は、GEMStartup TOKYOの中で提供しているプログラムのうち、②事業化プログラムと③新事業創出に向けた企業支援プログラムをご紹介します。また、過去採択者様から見た、GEMStartup TOKYOの魅力についても触れていきますので、ぜひご覧ください。