運営事務局より、全2回にわたり本プロジェクトの取組を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。(PDF版はこちら)
第1回コラムの内容
♦GEMtartup TOKYOへの想い
♦GEMtartup TOKYOが立ち上がった背景
♦GEMtartup TOKYOの魅力
♦プログラムの概要
♦プラットフォーム
♦事業化プログラム
♦最後に
GEMStartup TOKYOへの想い
「日々のルーティンワークの中で自分の人生このままでいいのかな」、「何か自分のやりたいことをカタチにしてみたい、挑戦してみたい」とモヤモヤを感じている会社員の方、「会社として新規事業に力を入れていきたいけどなかなか成果に結びつかない」と感じている新規事業部や経営企画部の方はいませんか?
我々は、大企業等の民間企業からカーブアウトを含めた新事業を生み出す機運を高め、革新的なアイデアからイノベーションを巻き起こすスタートアップを加速度的に創出していきたいと考えています。
GEMStartup TOKYOが立ち上がった背景
この事業が立ち上がった背景を簡単にご説明します。
日本では少子高齢化が進み、労働人口の減少が騒がれている中、生産性が高く、革新的なアイデアからイノベーションを巻き起こすスタートアップの構築が求められてきています。
日本は欧米諸国と比べると爆発的な成長を遂げているスタートアップが少ないと言われている中で、これまで、日本経済の成長をメインで推進してきたと言われているのは大企業です。
だからこそ、日本の大企業には優れた人材やアイデア、ノウハウが集まっており、この眠っている原石(GEM)を掘り起こすことで、大企業のリソースを活用した起業モデルを世に普及させ、「大企業からのスタートアップ創出」というムーブメントを起こしていきたいと考え立ち上がった事業になります。
GEMStartup TOKYOの魅力
本事業の魅力のひとつとして、挑戦者と企業内事務局 の2軸で支援を実施していくことがあります。
大企業内で新事業創出をするにあたり登場人物としては、挑戦者、企業内事務局(以下事務局)、経営層が挙げられます。挑戦者は、事業を立ち上げる主体者、事務局は、挑戦者が挑戦に集中できる環境創出を担う方、経営層は会社事の意思決定を担う方を指します。
通常のアクセラレーションプログラムの支援は、挑戦者支援のみを実施するプログラムが多くある中で、本事業では、挑戦者と事務局の2軸で支援をしていきます。大企業の中では、リスクに対して慎重になるあまり、「これ本当にうまくいくの?」という声が飛び交い、稟議や社内調整に時間がかかってしまうことが多く、挑戦者目線で言うと「最初は志高く取り組んでいたけど時間がかかることにより疲弊してしまう。」というケースが多く見受けられます。
我々は事業立ち上げにおいて大事なことのひとつが挑戦者の「主体性」だと考えています。やはり事業立ち上げに置いては、困難なこともたくさんあります。新規事業は言ってしまえばいつでもやめられるものですし、「やめる理由」がたくさん付きまとってくるものです。その中で、継続し成果を残していくためには、挑戦者がワクワクした気持ちで取り組める環境を作ることが重要になります。
一方で、 会社としても成果に対するプレッシャーや今までの文化、制限もあります。だからこそ大企業の中で新しいことを生み出すためには、挑戦者の主体性を引き出し 成果に向かって自らが 走れる状況を作りつつ、会社ごと(稟議や社内調整等)に巻き込まれないように事務局が、会社と挑戦者のフィルター役となり橋渡しをすることが大切です。これが成功へのキーとなります。
今年度で4期目を迎える本事業では、これまでの経験から大企業の中で事業を立ち上げることの解像度を高く持っています。その知見を活かし、挑戦者・事務局の両軸で支援し、成果創出に取り組んでいきます。
プログラムの概要
本プログラムは大きく前半・後半に分かれています。
前半のプラットフォーム、後半の事業化プログラムについては以下で詳しく見ていきます。
プラットフォーム
プラットフォームでは、「すでに取り組む事業テーマがあり、すでに進めている」という方から「何かに挑戦したいという気持ちはあるけど取り組むテーマはこれから見つけていく」という方まで、様々なフェーズの方がどなたでもご参加できるイベントを開催していきます。
先輩起業家にご登壇いただくパネルディスカッションや、自分の想いややってみたいことについて語りあいミッション策定等を行うワークショップ、プレピッチ等を週に1回程度実施いたします。
インプットとアウトプットを繰り返し、体系的に事業立ち上げにおけるマインドや動き方を自分の中に落とし込みながら、 事業化プログラムに向け一緒に準備をしていきます。
事務局の皆様に向けては、事務局向けイベントも実施いたします。カーブアウトを輩出した事務局 や事業立ち上げに関する専門家等をお呼びし、大企業内で事業立ち上げを行う上での事務局のあるべき姿についてパネルディスカッションの実施や、他の企業の皆様と関わる機会として交流会を実施する予定です。
事業化プログラム
後半ではプラットフォームから選抜された方々に対して事業化プログラムを実施いたします。そこでは、ピッチやメンタリングを通じてミッションを落とし込んだビジネスモデルの策定や実証実験の実施、必要によってはプロトタイプの開発の支援も行っていきます。
そして、これらをもとに事業化に向けて本格的に動いていく中で、既に事業化が見えている状態やカーブアウト等を見据えられている状態を目指して進んでいきます。
やはり、実践が最大の学びとなる為、セミナーのように机の上での学びというよりは、実際に自身の想いから策定されたミッションを我々と一緒に動きながら形にしていきます。
事務局の皆様とは、随時連携をさせていただきながら、事業の方向性や挑戦者支援方法についてディスカッションさせていただき一緒に伴走していきますので、安心してご参加ください。
最後に
「かっこいいな」「ワクワクする!」「自分にできるのかな?」「大変そうだな」事業立ち上げに対し様々なイメージがあるかと思います。
今は不安な気持ちが多いかもしれませんが、挑戦した先には今まで想像もしなかった世界がそこにはあるはずです。その世界を見る自分を想像しワクワクしながら、多くの方に一歩踏み出してもらえるといいなと考えております。
一緒に走っていきましょう。
是非皆様のご参加お待ちしております!